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香りの世界を、さらに深く、さらに本物

ヨーロッパ各地を巡り、世界屈指の香りの聖地グラース、歴史ある香水文化の息づく
パリ、伝統と革新が交わるドイツ・ケルン、イタリア・フィレンツェなど6ケ国を巡り、
1ヶ月間の研鑽を重ねてまいりました。(2025.6/30~7/末)

​香りの聖地をめぐるヨーロッパ6ヶ国の香りの旅

旅するように、香りと出会う

音楽や芸術、そしてワインのように、香りもまた、
その一滴が、ある瞬間の情景や感情と深く結びつき、
人生の記憶をそっと、静かに呼び覚ましてくれます。

​

ヨーロッパ各地を巡る中で、私はあらためて実感しました。
香りとは、文化であり、土地であり、そして人そのものだということを。

 

南仏グラースでは、石畳に沁み込む歴史と職人たちの手仕事の記憶を。

ケルンでは、暮らしの中で受け継がれる香りの知恵を。

イタリアでは、祈りと共にある香りの神聖さを。

​

土地の空気を肌で感じ、現地の調香師や蒸留家との対話を通して、五感すべてで香りの

本質に触れた日々でした。


さらに、アヴィニョンの街では教会の鳴り響く鐘の音。

​

その澄んだ響きが天空へ昇っていくように広がりながら、
人々の心に、時の流れと日々の営みを静かに告げているようで、
私の胸の奥にふるえるような感動でいっぱいになりました。

​

その音色と重なるように、香りもまた、
目には見えないけれど、たしかに心に触れ、
言葉では伝えきれない想いや感情をそっと届けてくれる。

 

あの鐘の音色のように、
神聖で、心の奥に響き渡り、ほんの少し高揚感のある、
そんな広がりのある香りを、私はつくりたいと強く思いました。

 

香りは、ワインと同じように、
その土地の空気や気候、流れる時間、そして造り手の感性によって、

まったく異なる表情を見せてくれます。

 

同じ素材を扱っていても、その向き合い方ひとつで、香りは変わってゆく。

だからこそ私は、一つひとつの香りと丁寧に向き合いながら、


考え、調香し、観察し、確かめる。

小さな試行錯誤の積み重ねの中で、
その香りが、誰かの記憶の片隅にそっと寄り添い、
心の奥に残る静かな一滴となることを願って——
これからも香りをつくり続けていきます。

​香りの聖地を巡る6ヶ国

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Cologne

Duftmuseum im Farina Haus  1709

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FARINA

Art Director

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House of 4711

Perfumer

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​Cologue

Faucet for perfume 4711

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​Santa Maria Novella

​Florence

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​Florence

Incense preparation

プロヴァンス ラベンダー畑へ

― 本物の香りと向き合う旅を終えて ―

プロヴァンスの朝、紫一色に染まるラベンダー畑。
風に揺れるラベンダーの花々の間を歩くと、太陽の陽をたっぷり浴び、その香りは空気と混ざり合い、あたりを充満させ私たちの心を満たしていきます。

いつかこの光景を見たいと夢に描き、実際にプロヴァンスの地で、私は、収穫の瞬間から蒸留まで、ラベンダーの香りが生まれるすべての工程を体感しました。

農園の職人から学んだのは、
  •    最も香りが濃くなる収穫のタイミング
  •    蒸留時間や温度で変化する香りの輪郭
  •    精油とフローラルウォーター、

 ・香りの深みを生む “ひと手間
 


これまで日本各地の蒸留所を訪ねてきた中で、
「香りづくりの工程」を視察してきました。



 

けれど



南仏プロヴァンスのラベンダー農園で、初めてその工程を目にしたのです。



実は、多くの蒸留所で省略されがちな“そのひと手間”こそが、
香りに驚くほどの奥行きと透明感をもたらしていたことを。



プロヴァンスで出会ったラベンダーの香りは
これまで私が知っていた香りとは、
まったく異なる深さと透明感があり、とてもいい香りでした。
 
見過ごされる工程こそが、香りの奥行きと記憶に残る力を生む鍵だったのです。

​

やはり、ひと手間をかける大切さを再認識しました。

​

日本には取り扱いのない精油メーカーでしたが、これからはここのラベンダー精油を直送していただきたいと思っています。



ラベンダーは、アロマテラピーの原点ともいえる植物。


その生命力と香りの深さを、本場プロヴァンスで、
五感すべてで学んだことは、調香師としての私に大きな礎を与えてくれました。

プロヴァンスの本物のラベンダーと香りと出会い、
これからは、この学びを土台に、

⭐︎香りの魅力と奥深さを伝える香りつくり


⭐︎空間やブランドのためのあなただけがもつストーリーに寄り添う香りの組み立て

⭐︎アロマテラピーの原点を感じられる体験の場づくり

本物を知り得た調香師として、香りが人の心に届く瞬間を、これまで以上に丁寧に、深く、形にしていきます。

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​プロヴァンス

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​ラベンダー蒸留所

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​真正ラベンダー

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香りの源流で磨かれた感性
南フランスの小さな町、グラース。

世界の香水史において特別な地位を占め、香りが文化として息づく場所です。

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憧れ続けたこの地に足を踏み入れた瞬間、胸の奥に感動とときめきが一気に広がりました。
街を彩るピンク色の傘、時を刻んだ石畳の路地


そこには、香料の歴史と人々の暮らしが静かに息づいています。

これから始まる学びの日々を思い、感謝と期待、
そして高揚感で心が満たされていきました。

 

香りの旅は、ここ南仏グラースから始まります。

​メゾンにて調香レッスン

国際香水博物館に通い、老舗メゾンをめぐり、

現地の熟練調香師や職人と世界各地から訪れる調香師たちと肩を並べながら、調香の技術と哲学を五感で吸収しました。

​

香りは、原料の質だけでなく、その土地の空気や光、土、そして作り手の感性によっても変わります。

畑で、蒸留所、その蒸留方法で、そして調香台の前で。すべての工程方法を視察し、生育環境から香りが生まれる瞬間を確かめられたことは、何ものにも代えがたい経験でした。

​

この学びは、私の調香に新たな深みと自由をもたらし、香りを通して人の心にそっと触れる表現を、

さらに豊かにしてくれました。
 

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